こんにちは。リオデジャネイロにある日本人宿カイピリーニャです。
今回の記事は・・・・
ブラジルのシュラスコレストランで楽しみ方とお肉の種類
ブラジルの代表的な料理といえば、シュハスコとフェジョアーダです。
ブラジルの美味しいシュハスコについてお話ししたいと思います。
今回は「シュハスコの知識ゼロの方向けの言わば初級編」です。
シュハスコ中級編、上級編も書いていきますので、楽しみにしていてください。
シュハスコって、もう聞いたことある方も多いかもしれません。
ブラジルのバーベキューで、ジューシーなお肉がたっぷり楽しめる最高の料理!
そんなシュハスコを本場で味わうには、シュハスカリアというレストランに行くのが一番。
シュハスカリアでの楽しみ方や、お肉の種類についてご紹介します。
最後まで読んでいただき、シュハスコレストランへ行かれる際の参考にしていただけたら嬉しいです。
- シュハスコとは?
- シュハスコレストランの楽しみ方
- シュハスカリアでさらに楽しむためのポイント
- シュハスコで味わえるの種類
- シュハスカリアでのエチケット
シュハスコとは?
シュハスコってなに?
まず、シュハスコとは何かを簡単におさらいしておきましょう。
シュハスコは、ブラジルのバーベキュー料理の一種で、大きな串に刺した肉を炭火でじっくり焼き上げるのが特徴です。
元々はブラジル南部のガウショ(牧畜民)が、野外で肉を焼いて食べていたのが始まりなんだそうです。
今ではブラジル全土で愛されていて、特にシュハスカリアというシュハスコの専門レストランが大人気です。
シュラスコ?シュハスコ?どっちが正しい?
「シュハスコ」と「シュラスコ」についてですが、どちらもブラジルのバーベキュー料理を指す言葉として使われています。
ポルトガル語の正しい表記は 「Churrasco」 です。
この単語の発音が日本語でカタカナに変換される際に、「シュハスコ」と「シュラスコ」の二つの表記が生まれたと言われています。
日本では、シュラスコの方が馴染みがあるかもしれませんが、
ブラジルでは、シュハスコと言います。
シュラスコと言っても発音が違うため現地では通じないこともあると思います。
ブラジルでは、「シュハスコ」が正しいです。
タイトルは日本の方が見つけやすいようシュラスコにしましたが、
本記事内では、ブラジルスタイルのシュハスコで統一しています。
シュハスカリアとは?
シュハスカリア(Churrascaria)とは、ブラジルの伝統的なバーベキュースタイルのレストランのことです。
ここでは、炭火でじっくりと焼いた様々な種類のお肉を楽しむことができます。
シュハスカリアは、その豪快な食事スタイルと多彩な肉料理で知られ、ブラジル料理の中でも特に人気のあるレストラン形式です。
- シュハスコは、ブラジルのBBQ
- シュハスコとシュラスコは同じ意味。
- ブラジルではシュハスコという。
- シュハスカリアは、ブラジルではシュハスコのレストランのこと。
- ブラジルでシュハスコを味わいたいなら、シュハスカリアへいこう。
シュハスカリアでの楽しみ方
シュハスカリアに行くと、まずその豪華さに圧倒されるかもしれません。
どういったスタイルのレストランなのか、どうやって楽しむかをお伝えしますね。
1. パッセイオ(回転式サービス)を楽しもう
シュハスカリアでは、ウェイターさんが大きな串に刺したお肉を持ってテーブルを回ってきます。
このスタイルをパッセイオと言います。
ウェイターさんが「このお肉どうですか?」って聞いてくれるので、「シン(Sim、はい)」と答えたら、目の前でお肉を切り分けてくれます。
もしお腹いっぱいだったり、別のお肉を待ちたいときは「ナォン(Não、いいえ)」と言えば大丈夫。
いろんな種類のお肉を持ってきてくれるので、食べたいお肉の時だけ「ください」というのもアリです。
2. コースターを使いこなそう
多くのシュハスカリアでは、テーブルに赤と緑のコースターがあります。
緑を上にすると「もっとお肉ください!」
赤を上にすると「今、ちょっと休憩です!」
という意味です。
これを使えば、自分のペースでお肉を楽しむことができます。
3. サラダバーも見逃さないで
シュハスカリアには、豪華なサラダバーがあります。
新鮮な野菜やシーフード、チーズ、パンなどが並んでいて、どれもお肉との相性抜群です。
特にブラジルの定番料理であるファロファ(トウモロコシ粉を炒めたもの)や、ヴィナグレッチ(トマト、玉ねぎ、ピーマンのビネガーソース)はぜひ試してみてください。
これらのサイドディッシュは、お肉の味を引き立ててくれます。
シュハスコで味わえるお肉の種類
シュハスカリアで楽しめるお肉の種類は本当に豊富です。
それぞれのお肉には独特の風味や食感があります。
いろんな種類がありますが、ここでは、特に代表的なお肉の種類を紹介しますね。
1. ピカーニャ(Picanha)
これを食べなきゃ損!! ピカーニャはシュハスコの王様と言っても過言ではありません。
日本では「イチボ」と言われる部位です。
脂肪の層が厚く、焼くとその脂がじんわりと染み出して、お肉全体に旨味をプラスします。
塩だけでシンプルに味付けされることが多く、そのままの味を楽しめるのが魅力です。
2. アウカトラ(Alcatra)
アルカトラはサーロインの中でも特に柔らかい部分です。適度な脂肪と赤身のバランスが良く、濃厚な味わいが特徴です。ピカーニャに次ぐ人気部位で、シュハスコには欠かせません。
3. コステーラ(Costela)
コステラはリブ(あばら肉)のことで、骨付きのまま豪快に焼き上げられます。長時間の低温調理により、肉はほろほろと柔らかく、骨から簡単に外れます。濃厚な肉の旨味が堪能できる部位です。
4. フランゴ(Frango)
フランゴは鶏肉のことです。シュハスコでは鶏もも肉や手羽先がよく使われ、ジューシーで風味豊かな味わいが楽しめます。鶏肉特有のさっぱりとした味わいが、他の肉料理とのバランスを取ってくれます。
5. リングイッサ(Linguiça)
リングイッサはブラジルのソーセージです。豚肉をベースにニンニクや香辛料で味付けされ、ジューシーでスパイシーな味わいが特徴です。シュハスカリアでは、他の肉料理のアクセントとして提供されます。
6. カルネイロ(Carneiro)
カルネイロは羊肉です。独特の風味と柔らかさがあり、焼き加減によっては非常にジューシーになります。羊肉好きにはたまらない一品です。
シュハスコをさらに楽しむためのポイント
シュハスカリアでの食事を最大限に楽しむためのコツをいくつかご紹介しますね。
1. ペース配分を考える
シュハスカリアでは次々と肉がサーブされるため、ついつい食べ過ぎてしまいがちです。
最初は少量ずつ試してみて、特に気に入った肉を後半に多めに楽しむのがポイントです。
お腹がいっぱいになり、お皿にたくさんお肉を置いておくと、冷たくなっておいしくなくなります。
できたて、切りたての温かいお肉を少しずつ食べるのもおすすめです。
2. サラダバーを活用する
多くのシュハスカリアでは、お肉の食べ放題に加えて、ビュッフェ形式のサラダバーがついています。
レストランによっては、お寿司や生牡蠣、フェジョアーダといったブラジルの煮込み料理が食べられる場所もあります。
肉だけでなく、サラダバーのアイテムをうまく活用することで、口の中をリフレッシュできます。特に、酸味のあるヴィナグレッチやさっぱりとしたサラダは、重い肉料理の合間にぴったりです。
私は、ついついサラダバーは盛りすぎてしまうのですが、あくまでもメインはお肉を忘れずに。
3. デザートを楽しむ
シュハスカリアの多くは、デザートにも力を入れています。
ブラジルの伝統的なデザートであるブリガデイロ(チョコレートトリュフ)やパッションフルーツムース、パパイヤムースなど、甘いものを最後に楽しむことで、食事全体がより満足のいくものになります。
4. ドリンクの選び方
ブラジルのシュハスコでは、いろんな種類のお肉を食べるため、さっぱりと口の中をリセットしながら、肉の旨味を引き立ててくれるようなドリンクを選ぶのが良いです。
ブラジルビールやカイピリーニャ(caipirinha)などのブラジルのお酒も合いますが、飲みすぎてしまうとお肉の味がわからなくなってしまうため、注意が必要です。
私は、すぐお腹がいっぱいになってしまうので、炭酸でお腹がいっぱいになってしまうようなコーラやビールは飲まず、赤ワインやお水を飲むことが多いです。
シュハスカリアでのエチケット
シュハスカリアでのマナーも少し知っておくと、よりスムーズに楽しめますよ。
スタッフへの感謝
ウェイターさんが頻繁にテーブルに来てくれるので、そのたびに「ありがとう」と言うと、より良いサービスを受けられることもあります。
ポルトガル語でありがとうは、男性と女性で言い方が少し変わります。
男性が言う場合は、オブリガード(Obrigado)
女性が言う場合は、オブリガーダ(Obrigada)
ぜひ、使ってみてください。
無理に食べない
お腹がいっぱいになったら、無理に食べ続ける必要はありません。
コースターを赤にして、少し休憩を取りましょう。
シュハスカリアでは、ゆっくりと時間をかけて楽しむのがコツです。
お肉の種類を楽しむ
一つのお肉に固執せず、いろいろな種類のお肉を試してみてください。
シュハスカリアの醍醐味は、バラエティ豊かな肉料理を楽しむことにあります。
まとめ
ブラジルのシュハスコは、ただのバーベキューではなく、文化や伝統、そしてホスピタリティが詰まった特別な食事体験です。
シュハスカリアでは、豊富な種類の肉料理を楽しみながら、ブラジルならではの雰囲気を堪能することができます。
この記事を参考にして、ぜひシュハスコの魅力を体験してみてください。
お肉の香ばしい香りとジューシーな味わいが、あなたをブラジルの食文化の深みへと誘ってくれることでしょう。
ブラジルでの食事の中で、一度はシュハスカリアでシュハスコを楽しんでみてくださいね!
もし、参考になりましたら、ご友人などに情報共有していただけたら嬉しいです。
今後、記事にするかもしれませんが、当宿にご宿泊していただけましたら、私おすすめのシュハスコレストランもご紹介いたします。
もし機会がありましたら、現地情報満載の宿にも泊まりに来てください。
以下の4つでブラジル・リオデジャネイロの情報を随時更新しています。
①宿ブログ⇨最新情報、観光情報、コロナ情報など
②Instagram⇨行きたい観光地や食べ物などを写真で見つけらます
③Facebook⇨Blog/Instagram/youtubeの宿の全ての最新情報がここに!!
「もっとこんな情報が知りたい。」
というものがありましたら、コメント欄にお願い致します。
本記事も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ブラジルに来たらこれも食べていただきたいです。
リオデジャネイロのおすすめの観光地などのまとめはこちら
旅の参考に他の記事も読んでいただけましたら幸いです。