宿のお客さんと話していると、こんな質問を受けることがたくさんあります。

今回は、

ブラジルで日常的に飲まれていて、健康に良いと言われている「マテ茶」

 

を紹介しようと思います。

 

マテ茶とは

マテ茶の原産国とは

ポルトガル語で、マテ茶は『chá de mate』（シャ　デ　マチ）と言います。

マテ茶は、中南米で飲まれることが多い飲み物です。

マテ茶の種類は２つ

マテ茶には、大きく分けて2種類があります。

リオデジャネイロでよく飲まれているのは、ローストマテ茶になります。

グリーン・マテ（緑マテ茶）

アルゼンチンやパラグアイ、ブラジルの南の地域など、寒い地域でよく飲まれているマテ茶。ブラジルの南の方では、ひょうたん型の、シマフォンという入れ物にマテ茶の葉とお湯を注ぎ、耐熱性のあるマテ専用ストローで吸いながら飲んでいるのをよく見ます。

ロースト・マテ茶（黒マテ茶）

リオデジャネイロのお店でよく売っているのはこっちのマテ茶。

私の住んでいるリオデジャネイロは年中通して暑いので、家庭では、日本の烏龍茶や麦茶のように、冷蔵庫で冷やして飲みます。

日本と少し違うところは、烏龍茶などに砂糖は入れませんが、

ロースト・マテ茶には、砂糖などを入れて飲むのが一般的です。

日本のコンビニで売っている午後の紅茶のように少し甘いですが、マテ茶は少し苦味があります。

その苦味も飲んでいるうちに美味しく思えてきます。

マテ茶の効果・効能

マテ茶があまり知られていない日本のサイトでは、効果・効能について説明されているものが少なかったため、ブラジルのサイトを翻訳し、まとめてみました。

マテ茶を飲む１０のメリット

含まれている成分と詳細な解説

マテ茶は飲むサラダ

マテ茶は、肉をよく食べる南米の人の重要な栄養摂取源として「飲むサラダ」と言われています。理由としては、鉄分、ビタミン、ミネラルの保有量が極めて多いことがあげられます。

カリウム、ナトリウム・マグネシウムなどのミネラルも豊富。筋肉の中に乳酸が増えるのを遅くし、滋養強壮剤の働きもあります。

「滋養とは、食べ物から得た栄養を体に必要な栄養分に変え体全体に運ぶことで、強壮は、体の弱っている部分を強くする働きのことです。」

体の弱っているとこを強く補強してくれる飲み物ってことですね。

オーガニックダイエット、美容に効果的

植物に含まれているテオブロミン

マテ茶にも含まれており、これによって満腹感が得られ、食欲を抑える効果があります。

また、利尿作用もあり、体内の過剰な水分を排出し、体内の浄化作用が促進されます。

緑茶よりも多く含まれているポリフェノール

マテ茶にはフラボノイド（ポリフェノールの一種）が含まれています。

赤ワインなどにも含まれているポリフェノールには抗酸化作用があります。

老化やシミ、しわなどの予防、美白が期待できます。

ポリフェノールの一種カテキンにより免疫力も向上。

集中力の向上

カフェインに似た成分マテインが含まれている。

マテインには、血管拡張作用があり、血液の環境を良くするため、中枢神経のシステムに刺激を与え、集中力を高め、注意力や考えをまとめる力を活発にします。

カフェインと大きく違う点は、内臓に負担をかけないことと、あまり眠気を妨げる作用がない点です。

＊日本の文献にはカフェインが入っていると書かれているものもありました。

マテ茶に含まれる、カフェインの量はコーヒーの４分の１。緑茶の２分の１程度。

その他の効果

緑茶と同じく、睡眠の質をよくするLテアニンというアミノ酸を含んでいます。

クロル酢酸が含まれており、肝機能を守る働きがあります。

おすすめのマテ茶

ブラジルのスーパーでも売っていて、私がいつも飲んでいるのはこの「マテ　レオン」。

ブラジルで日常的に飲まれているのは、このマテ茶です。

もしよかったら、一度飲んでみてください。

まとめ

 

日本では、２０１２年頃から「太陽のマテ」が販売されていました。

私の人生で初めてのマテ茶は、「太陽のマテ」なのですが、美味しいとは思えませんでしたが、

ブラジルで飲むマテ茶は、とても美味しく、ブラジル人に作り方を教えてもらい、最近は宿でオリジナルマテ茶を作って飲んでいます。

こんなに健康に良いとは知りませんでしたが、もし、ブラジルに来る機会があったら、ぜひ一度飲んでみてください。

マテ茶について興味のある方がいたら、

マテ茶はどこで買えるのか？

どこのお店のマテ茶が美味しいか？おすすめのお店の紹介

自宅で飲むおすすめの飲み方・作り方

などの記事も書こうかと考えています。

今後もリオデジャネイロの情報を更新していきますので、また宿ブログに遊びにきてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。