こんにちは。2015年からブラジル、リオデジャネイロにある日本人宿カイピリーニャです。
当宿ブログでは、主に旅行や滞在で役立つリオデジャネイロの情報を発信しています。
ブラジル旅行で知っていれば損をしないお金の情報やリオデジャネイロの観光情報、治安情報など旅行や滞在の際に役立てていただけましたら幸いです。
もし、参考になりましたら、他の記事も読んでいただけると嬉しいです。
今回の記事は・・・
強盗・盗難にあった後の「被害を最小限にする」対応と対処方法
治安が悪いと言われるリオデジャネイロ。
残念なことではありますが、特にカーニバル期間は、スマホを盗まれる人がかなり増えます。
私の実体験をもとにこれから被害に遭う可能性のある方や被害にあった方の参考になれば嬉しいです。
リオの日常に潜む「一瞬の隙」
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なぜリオではスマホが狙われるのか?(最新機種は現地での転売価値が非常に高い)。
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「まさか自分が」と思った時のための、心の準備。
なぜリオではスマホが狙われるのか?
iPhoneはブラジルで人気。
奪ったスマホは現金化しやすく高く売れるようでリスクを冒してでも盗むメリットがあるようです。
特に最新機種になる程、転売価値が高いです。
私の実体験
リオデジャネイロに10年以上宿をやっていると被害に遭った方のいろんな話を聞きますが、
私自身もスマホを盗られたり、強盗にあった経験があります。
私の実体験がこれからブラジルへ来られる方の被害が減ったらいいなと思います。
リオデジャネイロのコパカバーナビーチでスマホの盗難
昼過ぎに宿のお客さんと一緒にビーチへ行った時の話です。
海に入ってズボンが濡れていたため、スマホをズボンに入れず
Tシャツに包んで自分の横に置いておきました。
スマホをそのまま置いておいたら、盗られてもおかしくないと思ったので、一応Tシャツに包んで隠したつもりでした。
ふとした時に、スマホを触ろうと思ったら、Tシャツはあるのに、中にあったスマホだけがなくなっていました。
お客さんのスマホでiPhoneを探すで探してみたところ、ビーチにはあったのですが、相手もプロ。
時すでに遅し。すぐにiPhoneの電源を切られてGPSでの追跡ができなくなりました。
私のスマホは、いくつかの場所を移動し、最終的には中古のスマホが売られているという闇市エリアに。
闇市エリアは、ギャングなどが仕切っていたりするため、それ以上何をすることもできませんでした。
盗る人も盗る人だと思いますが、治安が悪いと言われるブラジル。
今回は、完全に気が抜けていた私の不注意、警戒不足だったなと思います。
盗られたものは?
スマホ
iPhone 12 mini 256GB
誰が盗んだのか?
実際に盗ったところを見たわけではないので、私の記憶と想像による見解ではありますが、ビーチでのんびりしている観光客ではなく、ビーチで色々売っている売り子に取られたことは間違いないと思っています。
冷静になって盗られた状況を思い出してみると…
砂浜に座っていた時に、ビールなど飲み物の売り子が私の近くを通りビールの入った箱を置いていました。
私は、その時にその人に盗られたんだと思っています。
結論としては・・・「箱を置いて座ったふりをしながら、スマホを盗った。」
コパカバーナビーチにはビールや食べ物を売っている売り子がよく歩いています。
彼らは、ファベーラ(スラム)に住んでいる人も多く。
表向きは、売り子。裏では携帯などの盗み。
よくブラジル人の友人から話は聞いていましたが、本当にそうなんだと思いました。
ビーチでスマホを盗られるなんて、完全に私の気が抜けていました。
リオデジャネイロでスマホは、手放さないのが鉄則です。
対策などについては後述します。
スマホを盗る人の目的は?考えられる4つの被害
スマホを盗られた際に、起こりうる被害を考えていきましょう。
スマホを盗む犯人の目的は、お金。
- スマホの販売➡︎これが1番の目的
- クレジットカードの情報を盗む➡︎クレジットカードなどで物を買う
- 銀行アプリなどの情報を盗む➡︎パスワードがわかると送金ができてしまう
- Sim情報を把握➡︎認証コードを使って、Apple IDのパスワードを書き換える
基本的には、この4つになるかと思います。
「スマホを盗むことがお金になる」と言うことです。
一番やられて困るのは、犯人の顔をスマホに登録されて中のデータが全て見れる状況になることです。
それさえされなければ、大きな被害に遭う確率はかなり少ないと思います。
①スマホの販売
私には詳しいことは分かりませんが、何らかのアプリか細工をすることで盗んだスマホのデータを消し、再度使えるようにすることができるようです。
この場合の被害は、
- 携帯電話の機種代
- 旅行の思い出の写真
- 今後のスマホがなくなる
私自身、スマホを盗られた時に一番ショックだったのは、今までの思い出の写真でした。
旅人にとっては、今後の旅行での情報の収集源のスマホがなくなるのはかなり痛いですね。
予備の携帯はあったほうが良いですね。
②クレジットカードの情報を盗まれる
スマホのロックがかかっていない状態。
もしくは、ロックのパスワードを突破されてしまった時に起こる被害。
クレジットカードの情報を盗まれてしまうと、ネットショッピングで高額請求などの可能性があります。
③銀行アプリなどの情報を盗まれる
こちらもスマホのロックがかかっていない状態。
ロックのパスワードを突破されてしまった時に起こる被害です。
パスワードなどわかってしまうと、銀行アプリに入ることもできます。
あなたの口座からお金を送金するとことができる可能性があります。
④SIMカードを別のスマホに差し替える
物理Simカードの場合、あなたのiPhoneからSIMカードを抜き、別のスマホに差し込みます。
目的は、 電話番号を特定し利用するためです。
別のスマホで「Apple IDのパスワードを忘れた」という操作をし、あなたのSIMに届くSMS認証コードを使って、勝手にApple IDのパスワードを書き換えることも…
これが成功してしまうと、犯人は合法的にあなたのiPhoneを初期化できる用になります。
これらの被害に遭わないために、スマホを盗られてからやることをまとめました。
スマホを盗られたらやること・やらないこと
私は、iPhoneを使っているので、iPhoneを使われている場合は参考になると思います。
①追いかけない・抵抗しない
・諦める判断こそ、命を救う
・命より大事なものはない
リオの強盗は、目に見えなくても武器(銃やナイフ)を所持している可能性があります。
- 深追いは絶対にしない
犯人は近くのファベーラ(スラム)へ逃げ込むことが多いですが、そこは警察も容易に入れないエリアです。追いかけるのは命に関わります。 - まずは安全確保近くのショップ、レストラン、ホテルの中に駆け込み、落ち着ける場所を確保してください。
盗られてすぐは、「どうしよう。なくなってしまった」という思いから、焦りや混乱してしまうと思います。
一度安全な場所で、水分をとり、深呼吸しましょう。
命があることが一番大事です。
②「紛失モード」をオンにする
なるべく早く「紛失モード」を有効することで犯人ができることを限定できます。
iPhoneの「紛失モード」は、盗難に遭った際の最強の防衛手段。
これを有効にすることで、犯人の手元にあるiPhoneは実質的に「ただの鉄クズ(あるいは部品取り用のパーツ)」に変わる。
具体的に犯人が「できなくなること」を詳しく解説します。
1. Apple Pay(クレジットカード)の強制停止
紛失モードをオンにした瞬間、その端末に登録されているApple Pay(Suica、iD、クレジットカードなど)が即座に無効化されます。
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犯人ができなくなること: あなたのiPhoneを使ってApple Pay店で買い物をすることができなくなる
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ポイント: 端末がオフライン(電波がない状態)であっても、システム側で支払いがブロックされます。
2. 画面の強制ロックとメッセージ表示
あなたが設定したパスコードで画面が固くロックされます。
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犯人ができなくなること: ホーム画面を開くこと、設定を変更すること、写真やメールなどの個人データを見ることができなくなる
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表示機能: 画面に「このiPhoneは紛失しました。連絡先:03-xxxx-xxxx」といった任意のメッセージと電話番号を表示させることができます。
3. 通知の非表示
通常、ロック画面にはLINEのメッセージ内容やメールの通知が表示されますが、紛失モード中はこれらが一切表示されなくなります。
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犯人ができなくなること: 通知からあなたのプライベートな情報を盗み見たり、二段階認証のコード(SNSのログイン用など)を確認したりすること。
4. 位置情報の強制追跡
もし犯人がiPhoneの「位置情報サービス」をオフにしていたとしても、紛失モードにすると強制的に位置情報がオンになります。
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犯人ができなくなること: 自分の居場所を隠すこと。
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ポイント: バッテリーが切れる直前の位置情報も送信されるため、最後にどこにあったかがわかります。
万が一位置情報がわかったとしても、スマホを取り返しに行こうとは絶対に思わないでください。
基本的にスマホ強盗に慣れている犯人は、スマホの電源を落として現在地を解らないようにするようです。
まとめ:紛失モードで守れるもの
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お金: Apple Payの不正利用防止。
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個人情報: 画面ロックによる中身の保護。これは大事!!
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転売価値の低下: ロックがかかっている限り、犯人はそのiPhoneを「正常な中古品」として売ることができなくなります。
紛失モードをOnにするには?
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別の端末を借りる: 一緒にいる友人のスマホ、またはお店・ホテルなどのPCを借ります。
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iCloudにサインイン: icloud.com/find へアクセス。
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「紛失モード」を有効にする: これによりApple Payが停止され、画面がロックされます。
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「デバイスを消去」を実行: 銀行アプリなどの個人情報を守るため、中身を空にします。
③SMSやメールには注意する
犯人はiPhoneを普通に使うことはできませんが、「スマホのパスワードのロック」「アクティベーションロック(iCloudのロック)」を解除させて、中古品として転売したい、データを盗みたいと考えています。
そのため、以下のような「フィッシング詐欺」を仕掛けてくることがあります。
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偽のSMS/メール: あなたの予備の連絡先に「Appleです。あなたのiPhoneが見つかりました。確認のためにこちらのリンクからiCloudにログインしてください」という偽のメッセージが届きます。
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目的: 偽サイトであなたのApple IDとパスワードを入力させ、紛失モードを自ら解除(デバイスを削除)させるのが狙いです。
④ 二次被害を防ぐ:「デジタルロック」
基本的に紛失モードをオンにできていれば、その後の被害につながる確率は比較的低いと思われます。
さらに心配な方はこのような対処法もあります。
- 銀行・決済アプリの停止: 日本の銀行やクレカアプリの不正利用を防ぐため、即座にサービスを停止。
- 「デバイスを探す」でデータ消去: 他人のスマホやホテルのPCを借りて、iCloudやGoogleアカウントから遠隔ロック・消去。
- SIMカードの停止: 日本のキャリアへ連絡し、二段階認証用のSMSを受け取れないようにする。
- クレジットカード会社に連絡:不正利用を防ぐため
クレジットカードなどを止めてしまうと日本に帰るまでの資金や、旅行を継続する際には難しくなってしまいます。
どこまで行うかは個人の判断となります。
私の場合は、即座に紛失モードをオンにして、デバイスを削除しました。
スマホ内のデータなどを盗まれないようにするためです。
また、パソコンからApple Payに入っているカードを一度全て削除しました。
スマホだけを盗られ実物のカードを盗られたわけではないので、クレジットカードなどは停止せず。現在でもそのまま使っています。
まずは、スマホの中のデータまで取られないことが大事だと思います。
その対策さえしていれば、2次被害でカードや銀行を使われたりする確率はかなり下がるのではないかと思います。
事実、私は、その後不正利用などはありません。
リオの「観光警察(DEATUR)」へ行く
もし、リオデジャネイロで被害に遭ってしまったら、観光警察へいきましょう。
普通の警察署へ行ってもポルトガル語しか話せない警察官しかいないです。
そして外国人観光客に対しては、「観光警察へ行ってください」と言われることが多いです。
私は最初に「普通の派出所へ行って観光警察へ行け」と言われて警察は何もやってくれないのかと思いましたが、観光警察の方が対応が早いので観光警察の方が良いです。
観光警察には、日本語が通じるスタッフは見たことがありませんが、英語、スペイン語、イタリア語など話せる警察官がいます。
観光警察でやること
ここでやること、できることはただ一つです。
保険の提出に必要な被害届の作成です。
<被害届の必要性>
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海外旅行保険の請求: スマホの盗難金を受け取るために必須。
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パスポートの再発行: 領事館で手続きをする際に、盗難・紛失の証明として必要。
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帰国後のキャリア手続き: 携帯電話の不正利用があった際の証明。
観光警察に、スマホがここにある。何とかしてくれと言っても、残念ながら動いてくれることはほとんどないと思ってください。
被害届は、保険請求に必須。基本は英語で対応してくれます。
クレジットカードには、海外旅行保険付のものがあります。
もし、クレジットカードの海外旅行保険の要件を満たしていれば、盗難被害に遭ったものの金額については返ってきます。
全額だったり一部だったり、上限の金額が決まっていたり、クレジットカードによって異なります。
一度クレジットカードの海外旅行保険の要件を確認してみてください。
最新のiPhoneを盗られてしまったと言う場合に、10万円近く帰ってきたと言う方の話も聞きます。
もし、強盗にあって怪我をしてしまい病院へ行った場合にも、この被害届があれば日本で保険が降りることがあります。
観光警察(DEATUR)の基本情報
リオの観光警察は、観光客が多く集まる南部エリア(レブロン地区)に本拠地を置いています。
正式名称: DEATUR (Delegacia de Atendimento ao Turista)
住所: Rua Humberto de Campos, 315 – Leblon, Rio de Janeiro
コパカバーナやイパネマからもタクシーやUberですぐの距離です。
営業時間: 24時間・年中無休
電話番号: (21) 2332-2924 / (21) 2332-2511
観光警察への行き方
地下鉄かUberがオススメ。
地下鉄「Jardim de Alah」駅から徒歩すぐ。地下鉄が安くて便利です。
警察署へ行く前に準備しておくべきこと
パニック状態で警察へ行くと、必要な情報を思い出せません。
以下の情報をメモして(あるいは紙に書いて)持参しましょう。
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IMEI番号: スマホの識別番号。iPhoneの設定画面や、購入時の箱、iCloudのマイデバイスから確認できる15桁の番号。
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事件の状況: 「いつ(時間)」「どこで(場所の目印)」「どのように(ひったくり、置き引き、脅迫)」を簡潔に。
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身分証: パスポート(盗まれていなければ)やそのコピー。
オンライン被害届という選択肢もあるが・・・
実は、ブラジルでは「Delegacia Online」というサイトからオンラインでB.O.を作成することも可能です。
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メリット: 警察署へ行く時間を節約できる。
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デメリット: フォームがすべてポルトガル語であり、外国人にはハードルが高い。
複雑な事件やパスポート紛失の場合は、直接観光警察へ行くことを強くお勧めします。
私の経験談(観光警察へ)
私は、最初警察署まで行かなくていいからとオンライン被害届実際にやってみたのですが、オンライン被害届はオススメしません。
ポルトガル語はある程度わかると思っていた私でしたが、わからない単語がたくさんあり、オンラインページで全ての項目を入れるのにはかなりの時間がかかり、全て打ち終えるのには30分から1時間程度かかったと思います。
そこまでして、オンライン申請をした結果、
数日後オンライン申請ができていなかったため、直接観光警察行ってくださいと言うメールが来ており、結果オンラインでの申請をした意味がありませんでした。
結局、後日観光警察へ行きました。
観光警察へは地下鉄で簡単に行くことができます。
観光警察につくと、何人か同じような被害にあった人たちがいました。
観光警察の警察官は英語が話せて、身分証の提出と被害届用の用紙への記入をしてくださいと言われました。
パスポートのコピーをとられ、用紙に記入し、提出。
警察官が用紙の内容をパソコンに打ち込んでいる間、待合室で待ち、時々用紙の空欄の場所についてや、状況などについて尋ねられました。
最後に、個人面談のような場所に呼ばれ、いろいろ質問をされて、被害届の用紙をもらいました。
警察署についてから被害届の用紙をもらうまでにかかった時間は、約1時間。
書類の受付などで待ち時間が長いブラジルにしては、かなりスムーズに済んだなと思いました。
強盗にあった際に使えるポルトガル語フレーズ
- 「Fui assaltado(a).」(強盗に遭いました)
- 「Levaram meu celular.」(携帯を持っていかれました)
- 「Onde fica a delegacia?」(警察署はどこですか?)
まとめ
今回は、強盗にあった時の対処法について私の経験を踏まえてまとめました。
<強盗にあってからすること・しないこと>
- 追いかけない。抵抗しない。
- 友人やホテルの人にスマホやパソコンを借りる。
- icloudに入る
- スマホの紛失モードをオンにする
- iCouldのパスワードの確認(スマホがなくなった際別の端末で入るのに必要)
- クレジットカード保険の確認(どのような条件で何に保険が適用されるか)
- 写真の整理(icloudやSSDなどにバックアップを)
私は楽天プレミアムカードを使っていますが、
私のクレジットカードの場合、日本から出発の際の航空券や自宅から空港まで行く時の公共交通機関の支払いをそのクレジットカードでしていた場合に保険適用になるという条件でした。
もし、日本でそのカード以外で支払いをしていたら保険適用にはなりませんでした。
一度、皆さんのクレジットカード保険を確認してみてくださいね。







